映画にはカールよね

見た映画とかの備忘録(すぐネタバレするかも)

ONE PIECE FILM RED

いつものNetflixとかAmazonではなく、
映画館まで行って参りました。

ワンピースのなかでは、シャンクス!
やっぱりシャンクスですよ。
オトナですし。

なので、シャンクスが大きめに出ている
ONE PIECE FILM RED」はやっぱり、
おさえておかなくてはね。っていうのも
ありましたし。

ですが、いきなり結論から言うと
映画の最後はちょっとウルッときて、

「やっぱりシャンクスよね」

と、予想通りの感動もありました。
でも、ウタによる歌(シャレじゃない)が
たまに出てくる程度じゃなく、

「私はMVを見に来たんだろうか?」

っていう程度には長くて、しかも

Adoってスゴいだろ!?
スゴいから、しっかり見てよ!?

みたいな押しつけ感をどうしても感じてしまい、できるならもうちょっとストーリーを
重めにしてほしかった。っていう…。

Adoさんもワンピースも好きな人には、
たまらない映画かもしれません。


この映画がテレビ放映される時には、
やっぱり見ると思いますが、
たぶん歌の場面で、トイレに行ったり、
飲み物をおかわりしたりするかな、たぶん。
それだけやったとしても、きっとまだ
歌ってるだろうし。


シャンクスをいつもよりたくさん見れた
という意味では、目的達成でした。
でも、もっと見たかった。
ストーリーをさ。

ムーンフォール(Moonfall)

ムーンフォール。
なんだか響きだけはロマンチック~

月みたいなダイヤモンドでも降ってくるわけ?

っていう、なんもおもしろくない例えより
おもしろくない映画。

開始早々、月に突然開いた隙間から、粒々の塊がまるで竜のように出てきた瞬間に、
ホラー映画かと思いましたが、違ってました。

その後の展開は、これまでのSFパニック映画をちょっとずつ拝借してみました、
っていうお粗末さでしたが、これでは終わりません。ある意味、最後を見届けずにはいられないという気にさせられます。

しかし、月が実は巨大な建造物だというあたりで、これは宗教映画だったのか!と真剣に思いました。もしくは、SFパニック映画50周年記念のオマージュ映画とか。それなら、納得ですね。


正直、こういう空から月が降ってくるとか、隕石が落ちてきて、世界中が大パニック。みたいな映画を

「キャーーー、こわいいぃ」
「でも助かってよかったよ~」

みたいに楽しんでいたのは、もう大昔。

「これ、どうやって復興するの?電気はどうするの?ゴミはどこで回収するの?」

ってことのほうが、ものすごく気になるわけですよ…。

主人公はどういうわけか、こんな状況下でもヘリコプターが助けに来てくれるけど、私のような一般人は、たとえ助かったとしても、この世界でどうやって生き残っていけばいいの…?
どのみち、苦しみしか残ってないじゃないの!

って、いつの間にか自分が映画の中の世界の住人になってしまう始末。

映画の内容よりも、復興の見込みも薄い、
凍った世界で生きていくであろう、映画の中の自分の人生に涙した映画でした。



チア・アップ(Poms)

シニアタウン(55歳以上だけが住める町)に
引っ越してきた女性が、若い頃の夢だった
チアリーディング同好会を立ち上げて、
コンテストに出場する、というストーリー。


物語の序盤で、主人公の女性マーサは
癌の治療をやめると医師に
伝える場面が出てくるのですが、それも含めて全体的に

「どこかでみたような感」

は、否めません。

正直、内容のすべてのディテールが
まるで手に取るように分かります。
予想的中率はほぼ100%って感じでした。
しかし、それでもいいんですよ。映画だもの。
ダイアン・キートンだもの。

映画に出てくる老人たちは、とても恵まれた
経済環境にいることが前提で、こんなの
現実じゃない!という人もいることでしょう。

でも、これもまた恵まれた方々の現実なのですよ。

こんな老後、素敵よね。
と、私は素直に思います。

生きがいとか、友情とか、今の私には遠くに
あるような言葉ですが、70歳を超えたとき、
自分の好きな服を着て、友達がいて
おしゃれなカフェとかに行ける。
そんな人生が待っていてくれるといいなと。

年を取るのも悪くない。
そんな気持ちにさせてくれる映画でした。

ジェニファー・ロペス:ハーフタイム(Jennifer Lopez:Halftime)

Netflixのドキュメンタリーはよく見ますが、
今日はジェニファー・ロペス(姐さん)の
ドキュメンタリーです。

圧巻の姐さん感、迫力、溢れる情熱、
みなぎるエネルギー、
そして桁外れのお金持ってる人の持ち物に
ぐいぐい引き込まれます。

ドキュメンタリーは姐さんのスーパーボウルのハーフタイムショーと
映画の「ハスラーズ(Hustlers)」を中心に
展開していきますが、それとは別に、
女性やラテン系の人権や歴史(最近の)にも
切り込みます。

J. Loといえば、肉感的な体型が印象的ですが、
特にお尻については、ずいぶん
からかわれていた、という記憶があります。
今では、J. Loも

「なんか文句ある?これがアタシよ!」

くらいのもんでしょうが、当時はたとえ
それが言えたとしても、なにも変わらない、
っていう状況だったかと。

そんなことや人種のこともあって、

正当に評価されてこなかった。

とJ. Loはずーーっと思っていたんだと
思います。

でも、ハスラーズという映画で
まさに当たり役に出会い、周囲からも

アカデミー賞にノミネートされんじゃね?」

と言われ、本人も当然その気になる。

「やっとこの時がきたか!」

と。でも、現実は厳しく、ノミネートもなく。
もちろん落ち込むわけです。

しかし、ノミネートされなくても
スーパーボウルは待っている!
でも、歌える時間は短いし、ふつうなら
ひとりでやるステージをシャキーラ
分けてやらなきゃいけない。

アタシが女だから?
ラティーノだから?

さらに、スーパーボウル前日にはセットに
ダメ出しをされ、

なんたる屈辱!
アタシをなんだと思ってんのよ!!

って声が聞こえた気がしました。
しかし、プロですから。
すごいパフォーマンスだったようです
(後で見よう)。


最後に:
このドキュメンタリーを見たのは、
姐さんがベン・アフレック
結婚したという、ロマンチックというより、

「姐さん相変わらずだけど元気かしら?」

くらいの気持ちがきっかけだったわけですが、姐さんの生活のどこに恋愛が
入り込めるのか分からないほどの
超人姐さんのドキュメンタリーでした。