映画にはカールよね

見た映画とかの備忘録(すぐネタバレするかも)

チア・アップ(Poms)

シニアタウン(55歳以上だけが住める町)に
引っ越してきた女性が、若い頃の夢だった
チアリーディング同好会を立ち上げて、
コンテストに出場する、というストーリー。


物語の序盤で、主人公の女性マーサは
癌の治療をやめると医師に
伝える場面が出てくるのですが、それも含めて全体的に

「どこかでみたような感」

は、否めません。

正直、内容のすべてのディテールが
まるで手に取るように分かります。
予想的中率はほぼ100%って感じでした。
しかし、それでもいいんですよ。映画だもの。
ダイアン・キートンだもの。

映画に出てくる老人たちは、とても恵まれた
経済環境にいることが前提で、こんなの
現実じゃない!という人もいることでしょう。

でも、これもまた恵まれた方々の現実なのですよ。

こんな老後、素敵よね。
と、私は素直に思います。

生きがいとか、友情とか、今の私には遠くに
あるような言葉ですが、70歳を超えたとき、
自分の好きな服を着て、友達がいて
おしゃれなカフェとかに行ける。
そんな人生が待っていてくれるといいなと。

年を取るのも悪くない。
そんな気持ちにさせてくれる映画でした。